2012年10月08日

Mao Asada 2012ジャパンオープン 白鳥の湖 ステップ解析

浅田選手ジャパンオープンでのフリー、白鳥の湖。
後半アップテンポになり、ステップシークエンスからラストまで
ドドーッと盛り上がっていくプログラムです!




1 LFO-LBI フリーレッグ振上げ回転
2 RFIから CCWツイズル
3 RBO-RBI チェンジエッジ
4 RBI-RFO スリー
5 RFO-RBI ブラケット
6 RBI-RFO スリー
7 RFO-RBI ブラケット
8 RBI-RFI カウンター
9 RFI-RBO ブラケット
10 LBO クロス
11 左トウと右エッジを使ったCW回転ステップ(2回転くらい)
12 RFOから CWツイズル
13 LFO ループ
14 RFI-RBO-RFIダブルスリー
15 RFI-RBO ウインドミル
16 LFO スリージャンプ トウで降りて回転
17 LFO ラン
18 CCWのトウステップ
19 LFOから CCWツイズル
20 LBI-LFI ロッカー
21 LFI-LBI カウンター
22 LBI-LFI カウンター
23 LFI-LBO ブラケット
24 RFI-LBI モホーク
25 RBI クロス
26 LFO-LBI ウインドミル
27 右トウでホップ
28 RBO ピボット
29 腕を伸ばすポーズ
30 トウでその場で回転
31 CWのトウステップ
32 RFO-RBI スリー
33 LBO ラン
34 RFOから CWツイズル
35 RBI-RFI ロッカー
36 RFI-RBI カウンター
37 RBI-RFI カウンター
38 RFI-RBO ブラケット
39 LFI-RBI モホーク
40 LBI クロス
41 RBI-RBO×2 チェンジエッジで手をふりふり(片足スネーク)
42 RBI ループ
43 LFO ループ
44 LFO-LBI ウインドミル
45 CCW バッククロス(ラン)
46 RBO ラン

タラソワ振付のステップシークエンスはテンポが速く、細かく
浅田選手のフットワークを生かした構成になっていますが
速いということはそれだけエッジが浅くなりがち。
ジャッジによってはターンを認められないこともあるので
気を付けたいところです。(といってもシークエンス中に入ってる
ターンの数が多いので1つや2つ認められなくても大丈夫なんですが)

1番の回転動作やウインドミルの説明などは前回の小塚選手のものを
見ていただけると良いなと思います。
4,5,6,7は連続ターンです。冒頭のツイズルのあと、手前側に向かって
エッジを前後に切り替えているやつです。
シェーラザードのステップでは物議を醸したアイツですが…w
浅田選手はこのステップが得意のようですね。よく見かけます。
ではレベルフィーチャーを見ていきましょう。

ターン・ステップの多様さ
スリーターン、ループ、ツイズル、ブラケット、カウンター、ロッカー
6つのターン全て両方向に1つ以上
チェンジエッジ、モホーク、トウステップ、ランが両方向に1つ以上
「複雑」(レベル4)に該当します。

完全に体が回転する両方向への回転
CCW=1〜2、13〜19、26〜28、43〜44
CW=11〜12、30〜34、42
浅田選手は本当によくクルクルと回るなあと思います。
16〜19のホップしてトウステップからツイズル、の流れなどは
お人形のようにクルクルと回ってて、きれいで、
こういうのが浅田選手らしい良さだなあと思うのです。
タラソワ先生もそれを分かってて、ツイズルやトウステップなどを
たくさんシークエンスに入れてるんじゃないかと思うんですよね。

少なくともパターンの1/3において上半身を使っている
白鳥をイメージした腕の振りやウインドミル、ターンでも腰を深く曲げたり
など、上半身を大きく使っていると思いますが、
腕の振りなどはもう少し背中から使えたらいいなと思います。
せっかくの白鳥なので、優雅に、バレエのイメージを伝えて欲しいなあと
思います。
(ハンガリーでバレエを習ったとのことですが、近場でコンスタントに
教えてくれる先生はいないのでしょうか…)

難しいターンの組み合わせ
おそらく7〜9(ブラケット・カウンター・ブラケット)、
19〜23(ツイズル・ロッカー・カウンター・カウンター・ブラケット)、
34〜38(ツイズル・ロッカー・カウンター・カウンター・ブラケット)
が該当するのではないかと思います。
はい。
なんと難しい5つのターンの組み合わせです!
かつ、19〜23が左足による、34〜38が右足による、同じターンの組み合わせです。
ステップ解析やっててこういうのは初めてですねー。
初心者だとバランスよくステップするために両方の足で同じステップやりなさい、って
ことはあったりするんですけど、選手でこういう難しいステップを
左右両方で、っていうのはあまり見かけない気がします。
利き足、ってどうしてもあるので、左右の足でどちらも同じように
ステップが踏めるというのは素晴らしいことなんです。
しかも5つのターンの組み合わせ。やらなくてもいいのに。
どちらかといえば深いエッジでゆっくり大きくカーブを描くような
ステップの方が今は評価が高いと思うんですけど
こういうステップを入れてくるところにタラソワさんの美学を感じますね。


10/28追記
コメントで質問をいただきましたので紹介します!
上の動画で中盤のスピンのあと3:17あたりにやっている足を前後にスライドさせる
ステップは何か、ということでした。
これは、コンパルソリーダンスのサンバに出てくることで
お馴染みのステップで、スリップステップといいます。

シルバーサンバ パターン表(PDF)
http://www.ice-dance.com/main/images/stories/pdf/compulsory/SilverSamba.pdf

ボーン&クラーツ1996年ワールドCD サンバ

1:06と1:34でスリップステップをやってます。ぜひ観てみて下さい!


略称
 CCW=Counter ClockWiseの略。反時計回り。フィギュアスケートにおいては順回転。
 CW=ClockWise。時計回り。フィギュアスケートにおいては逆回転。
 LFO,RBI等=エッジを表します。LFOならLeft Fore Outside,RBIならRight Back Inside


 フィギュアスケート資料室さん 用語辞典
 http://www.geocities.jp/judging_system/dic/


posted by mico at 00:00| Comment(0) | ステップ解析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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